α6500 S-Log設定

α6500を手にした
一番の理由は
Log撮影をしたいから。

Log撮影したい理由は
グレーディングしたいから。

 

が!

設定がわからん・・・

設定項目が何を意味するのか分からん。

知り合いに設定を伺うと

「俺もよくわからん・・・
ネットに落ちてる情報をもとに
設定している」

との事

なので
Log設定の内容について
調べてみる。

S-Log設定項目

とりあえず
知り合いの設定をパチくって
設定し

設定項目を
公式サイトから抜粋して
説明してみる。

 

ブラックレベル 映像の黒レベルを調整

黒をつぶして硬い印象の映像にしたり、
逆に黒を浮かせてソフトな印象の映像にしたりすることができる。
マイナスにすると黒がつぶれ、プラスにすると黒が浮き上がってくる。

古いフィルムを表現するときや
冬の朝靄を表現するようなときはプラスに調整。
マイナスに調整すると暗部階調が切り捨てられ、ハイコントラストな映像になる。

・ガンマ

自分の撮影したいイメージに合わせて設定する。
α6500は「S-Log3」まで設定可能
「HLG」の設定はできない。

Movie動画用の標準ガンマカーブ。
Still静止画用の標準ガンマカーブ。
Cine1暗部のコントラストをなだらかにし、かつ明部の階調変化をはっきりさせて、落ち着いた調子の映像にする(HG4609G33相当)。反射率18%のグレーをビデオ出力33%になるように露出を合わせた場合に、460%のダイナミックレンジが得られるガンマカーブ。最大ビデオ出力は109%となる。

グレーディングなしでも使用可能だが、なめらかな階調特性を持っているため、撮影後のグレーディングで画作りを完成させることもできる。

Cine2[Cine1]とほぼ同様の効果が得られるが、編集などでビデオ信号100%以内で扱いたいときに選択(HG4600G30相当)。反射率18%のグレーをビデオ出力30%になるように露出を合わせた場合に、460%のダイナミックレンジが得られるガンマカーブ。最大ビデオ出力は100%となる。
Cine3[Cine1] より明部と暗部のコントラストを強め、さらに黒側の階調変化をはっきりさせる。
Cine4[Cine3]よりさらに暗部のコントラストを強める。
ITU709ITU709相当のガンマカーブ(低輝度部ゲイン4.5)。
ITU709 (800%)[S-Log2]または[S-Log3]撮影前提のシーン確認用ガンマカーブ。
S-Log2S-Log2のガンマカーブ。撮影後のグレーディングを前提とした設定。露出基準は、反射率18%グレーのビデオ出力が32%になる状態。この状態で反射率90%のホワイトに対して1300%のダイナミックレンジが得られる。ビデオ出力レベルは最大106%になります。
S-Log3S-Log3のガンマカーブ。撮影後のグレーディングを前提とした、よりフィルムに似た特性のガンマカーブ。S-Log2よりも低輝度側の階調を重視している。

露出基準は、反射率18%グレーのビデオ出力が41%になる状態。 この状態で反射率90%のホワイトに対して1300%のダイナミックレンジが得られる。

  • S-Log3の特性としては1300%以上のレベルも定義されていますが、ピクチャープロファイルでは、性能とのバランスからダイナミックレンジ1300%となるように設定されます。この場合、ビデオ出力レベルは最大94%になります。
HLGHDR撮影用のガンマカーブ。 HDRの規格であるITU-R BT.2100のHybrid Log-Gamma相当の特性。
HLG1HDR撮影用のガンマカーブ。 [HLG2]よりもノイズを抑えたい場合の設定。ただし、撮影できるダイナミックレンジは狭くなる。ビデオ出力レベルは最大87%になる。
HLG2HDR撮影用のガンマカーブ。 ダイナミックレンジとノイズのバランスを考慮した設定。 ビデオ出力レベルは最大95%になる。
HLG3HDR撮影用のガンマカーブ。 [HLG2]よりも広いダイナミックレンジで撮影したい場合の設定。ただし、ノイズレベルはあがる。ダイナミックレンジはHLGと同じ。ビデオ出力レベルは最大100%になる。

 

・ブラックガンマ

選択中のガンマカーブの形状を変更し、暗部の階調表現を調整
暗部のコントラストに影響を与える。

暗部のガンマカーブ形状をわずかに変更する機能を利用し
ガンマカーブ形状を変えることで、
映像の濃淡
コントラスト
を強めたり弱めたりすることができる。

[範囲]でブラックガンマが効く明るさの範囲を調整。
[狭]だと黒ぎりぎりの部分、
[広]だと灰色まで作用する。
暗部の質感を調整するときは狭めに、
全体のトーンを調整するときは広めにする。

まずは[狭]から調整してみると良い。

[レベル]をプラスにすると明るくなる。
マイナスにすると暗くなりる。
範囲を[狭]にしてレベルを下げると、
フィルムのような暗部表現をすることができる。
ブラックレベルの調整と違い、明暗調整が柔らかに表現されるのが特徴

・ニー

白飛びを防ぐため、被写体の高輝度部分の信号がカメラのダイナミックレンジに収まるように、
ビデオ信号を圧縮するポイントやスロープを設定

日陰部分に露出を合わせれば、日なたにある物は明るくなりすぎて均一な白い物体にしか見えなくなる
ニー補正は明暗の差の広い映像を、規格で定められた信号レベル内に収めるために必要な機能

高輝度部分のあるポイントで線が膝(knee)のように折れ曲がっています。この境目となるポイントをニーポイント(Knee point)と呼び、折れ曲がった先をニースロープ(Knee slope)と呼びます。

ニーポイントの位置とニースロープの傾きを変更することで、
高輝度部分のコントラストの表現を変更することができる。

また、処理可能な入力信号のレベルの幅をダイナミックレンジ

マニュアル:以下の設定に基づいた設定に固定される。

  • [ポイント]でニーポイントの出力レベル位置を設定する。
  • [スロープ]でニースロープの傾きを設定
    マイナス側は傾きを緩やかにする。
    表現できるダイナミックレンジは広がりますが、
    階調の表現力が低下する。
    プラス側は傾きを急にする。
    表現できるダイナミックレンジが狭くなる。
    階調の表現力が高まります。
  • [スロープ]を+5に設定すると、ニーが無効になる。
  • [マニュアル設定]の[ポイント]と[スロープ]は組み合わせて設定する。
    [ポイント]は高め、[スロープ]は低めに設定するとビデオライクなシャキッとしたハイライト表現に調整できる。
    [ポイント]は低め、[スロープ]は高めに設定するとフィルムライクな柔らかいハイライト表現に調整できる。
  • 具体的には、ハイライトの階調を見ながら、[ポイント]と[スロープ]を反対方向に上げたり下げたりして、
    狙いの表現に調整する。

 

・カラーモード

自分のイメージに合わせて設定
α6500は「S-Gamut3」まで設定可能

Movieガンマが[Movie]のときに適した色合い (ピクチャープロファイルを使用しないときの、動画用の標準の色再現)。
Stillガンマが[Still]のときに適した色合い (ピクチャープロファイルを使用しないときの、静止画用の標準の色再現)。
Cinemaガンマが[Cine1]、[Cine2]のときに適した色合い。
Proソニー放送用カメラの標準画質に近い色合い([ガンマ]の[ITU709]と組み合わせた場合)。
ITU709マトリックスITU709相当の色合い([ガンマ]の[ITU709]と組み合わせた場合)。
白黒彩度を0にし、白黒で撮影する。
S-Gamut[ガンマ]が[S-Log2]のときに使用する、撮影後のグレーディングを前提とした設定。
S-Gamut3.Cine[ガンマ]が[S-Log3]のときに使用する、撮影後のグレーディングを前提とした設定。

  • [S-Gamut3]よりも実用的な範囲に色域を抑え、使いやすさを重視した設定です。広色域な[S-Gamut3]が必要でない場合にはこの設定をおすすめします。
S-Gamut3[ガンマ]が[S-Log3]のときに使用する、撮影後のグレーディングを前提とした設定。

  • [S-Gamut3.Cine]よりも広色域な設定です。BT.2020などの広色域なフォーマットに変換する場合に適しています。
  • お使いのカメラによっては、[S-Gamut3]で表現できる全色域を表現できないことがあります。
BT.2020HDR撮影用のカラーモード。 [ガンマ]で[HLG][HLG1][HLG2][HLG3]を選択したときの標準的な色合い。 HDRの規格であるITU-R BT.2100相当の色域仕様。上記ガンマカーブを選択したときのみ選択可能。

  • [BT.2020]選択時、カメラの仕様によって、カラーバーは正しく出力されない場合があります。
709HDR撮影用のカラーモード。 [ガンマ]で[HLG][HLG1][HLG2][HLG3]を選択して、HDTV形式(BT.709)の色で記録する場合の色合い。上記ガンマカーブを選択したときのみ選択可能。

 

・彩度

色の鮮やかさ(Saturation)を調整

プラスにすると鮮やかになる。
マイナスにすると色あせる。
階調と組み合わせての調整が前提。

明るく鮮やかだとビデオらしく、
暗く鮮やかではフィルムらしく、
明るく淡くではパステルトーンの仕上がりに、
暗く淡くではアート調の仕上がりになる。

・色相

色相(Hue)を調整
赤 – 黄 – 緑 – 水色 – 青 – 紫 – 赤の色がそれぞれ連動して
右回り(プラスにしたとき)
左回り(マイナスにしたとき)
で変化する。

すべての色に影響を与えるため、
意図どおりの調整が難しい。

カメラ機種間での厳密な色合わせの際に使用する。

・色の深さ

色相別に輝度(Luminance)を調整

選択した色が濃い(彩度が高い)ほど大きく変化。
無彩色に近い色はほとんど変化しません

プラスにすると輝度が下がり、色が深く見える。
マイナスにすると輝度が上がり、色が浅く見える。

この設定で、見た目の鮮やかさや派手さを増すだけでなく、
暗く濃い色を表現することができる。

R、G、B、C、M、Yの6色をそれぞれ独立して調整できるため、
強調したい色のみに効果を適用することができる。

・ディティール

被写体の輪郭を調整するディテールの付けかたを調整

[レベル]以外の項目は調整が複雑なため、
[レベル]だけを調整するのがおすすめ

ディテール > レベル–7(少ない) ~ +7(多い)
ディテール > 調整 > モードオート / マニュアル
ディテール > 調整 > V/Hバランス–2(垂直(V)が強い) ~ +2(水平(H)が強い)
ディテール > 調整 > B/Wバランスタイプ1(黒色ディテールの割合が多い) ~ タイプ5(白色ディテールの割合が多い)
ディテール > 調整 > リミット0(強く制限する) ~ 7(制限しない)
ディテール > 調整 > クリスプニング0(制限しない) ~ 7(強く制限する)
ディテール > 調整 > 高輝度ディテール0(ディテール量:少) ~ 4(ディテール量:多)

 

レベル:ディテールの量を決定

  • ディテールを付けすぎると、被写体が透明感を失ったり違和感のある光沢になったりする。
    被写体が持つ本来の雰囲気を損ねることがある。
    光沢のある葉を撮影する場合にディテールを付けすぎると、
    プラスチックのような光沢の葉になってしまう。
    絵画を撮影する際もディテールを少なくしたほうが良い。
  • ディテールの付いた被写体の輪郭には縁取りが付き、太くなっているため、
    非常に細かい線で構成されている被写体にディテールを付けすぎると、
    本来の質感を失うことになる。(例:薄いレースカーテンなど)
  • ゲインアップした際に発生するノイズの粒子もディテールによって輪郭が付き、
    ノイズが目立ち、ディテールを使用する場合は注意が必要。
    [クリスプニング]でノイズに付くディテール量を調整する。

クリスプニング

  • ノイズに付いてしまうディテールを減らす機能。
    ノイズ部分は強調されないように調整できる。
    被写体にはディテールを付けたいが、
    ノイズはなるべく目立たせたくないときに使用。
  • 大画面になるほど輪郭が目立つため、
    大きなテレビやスクリーンで視聴する場合にはディテールを過度に付けないほうが良い。

V/Hバランス

  • 垂直(V)ディテールと水平(H)ディテールのバランスを変更。
    垂直(V)ディテールは輪郭の上下に付加され、
    水平(H)ディテールは輪郭の左右に付加される。
  • テレビやコンピューターディスプレイなど、
    視聴するディスプレイの種類によって
    ディテールの見えかたが変わることがある。
    必要であれば[V/Hバランス]で調整。
  • 人の目や口のような、
    水平方向の要素を多く持った
    被写体の印象を強めたい場合には、
    垂直(V)ディテールの割合を増やす。

B/Wバランス

  • 低輝度側に付ける黒色のディテールと
    高輝度側に付ける白色のディテール量のバランスを変更する。

リミット

  • 低輝度側に付ける黒色ディテール量と
    高輝度側に付ける白色ディテール量に最大値を設定し制限をかける。
    黒色と白色の最大値を別々に調整することはできない。
  • [B/Wバランス]と[リミット]は、黒色と白色のディテールの付加具合を変更する項目。
  • 黒色のディテールは、「力強さ」や「堅さ」、「存在感」といった印象を被写体に与える。
    ただし皺や毛穴が強調されるなど、場合によっては好ましくない影響を与える。
  • 白色のディテールは、「透明感」や「輝き」といった印象を被写体に与える。
    宝石やグラスなどを撮影する場合には、
    白色のディテールの割合を増やして輝きを与え、
    黒色のディテールの割合を減らして透明感を出すと良い。

高輝度ディテール

  • 明るい被写体に付くディテールのレベルを調整。
    高輝度の背景にある明るい被写体の輪郭を
    より強調したい場合などに使用。

 

実際に設定して撮影をする

う~ん

この設定で撮影し
グレーディング処理を行うんだろうけど

これって
撮影する際、
シーンのイメージや
出来上がりのイメージが
出来ていれば

パシッ!

って決まるかもしれないが

頭の中に
出来上がりが想像できない
撮影シーンだと
ちょっと難しいかも。

って印象

映画・ドラマ・CMのように
イメージとシーンが
明確なのでLog撮影する意味がある。

しかし
私のように
リハーサルなし
イメージなしの
イベント一発撮影をしなければいけない場合
ちょ~っと手間がかかるかな?

映像を見せることはできないけど
設定が決まれば
パシッ!
とした映像が撮れるのは確か。

これ
マクロ組んで
PCからリアルタイムに
パラメータの流し込み出来たら
楽なんだろうなって思ってます。

まー
それがグレーディングだよ
って言われるんだけど

でもグレーディングする前の
撮影がポンコツだと
グレーディングしても意味ない・・

設定ミスで撮影した映像が
すごいことになることも間々あります。

最後に

今回は
公式の記事をパチくった
だけの手抜きですみません。

まとめてみると
意外とわかりやすくなった気がします。

でも
項目の一つ一つの意味を理解するには
まだ時間がかかりそう。

 

特に
夜間の撮影設定がよくわからん。

デフォルト設定だと
ノイズと色がとんでもないことになる。

露出補正+2.0
がキーワードになってるが
それは明かりがある中の設定
夜間には役立たん。

おまけに
ISO・AUTOにしないとできない。

不都合が多すぎる・・・・

ISOは固定したいんです!

 

グレーディング前提の
撮影手法で
シネチックな映像を求めている人には
必須な撮影手法だなと。

ただ
イベント撮影も
グレーディングすることで
表現力が上がり
沈んでいた色が蘇ると
仕上がりの違いは明確に変わります。

明るいステージ
暗いステージ

動きがあるステージ
全くないステージ

それごとに
PPを設定し
ステージごとに
変更するやり方を
もう少し上手にできたらな

と感じてます。

周りで
Log撮影している人いないし
試行錯誤しながら
挑むしかないかな?

 

今回はここまで

それじゃまた!

 

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