平成17年式 AZR-60G NOAH(ノア) クーラント交換

平成17年式 AZR-60G NOAH(ノア)

今回のお題は
クーラントの交換!

久々の車ネタです。

エンジンは冷えた状態で作業をする

さてと

ラジエターから
クーラントを抜くのは簡単
ドレーンコックを捻ればいいだけ。

エンジンが完全に冷めた状態で作業開始!

ブロックは最強の輪留めです(個人談)

サイドブレーキをかけて
リアタイヤを固定

フロントをジャッキアップし
リジットラックで固定します。

リジットラックを使って車を固定しましょう!

ロックを2重にし安全を確保してください。

下にもぐって
ドレーンコックを捻る

※ドレーンコックは
ラジエター左下部にあります。
上から作業するより
下にもぐって作業する方が楽にできます。
アンダーカバーを外す必要はありません。

クーラントはそのまま捨てると違反になるので
受け皿を用意してクーラントを回収します。

ラジエターバルブを開けて
一気にラジエタータンクの
クーラントを排出

ラジエターバルブはドレーンコックを抜くまで開けないこと!

問題は
エンジンブロック側の
ドレーンがどこにあるか?

答えはここです。

1AZ-FSEのドレーンコック

写真でも見えにくいですが
エンジンブロックの左下側にあります。

ブロック側ドレーンコックはオルタネータ側にあります。

注意事項として
上から手を入れて作業してはいけません。

上から作業すると
エンジンが熱くなった状態で
上から手を入れると
エキゾーストカバーがあるため
自分の腕を焼いてしまいます。

でも
下から作業する場合
熱湯が手にかかるので注意が必要

エンジンが冷えていても
熱くなっていても
下から作業をするように。

上からのぞけばこんな感じ

下にもぐって作業をした方が
”まだ”安全です。

クーラント排出用に受け皿を置いてから作業をしてください。

10mmのメガネを使って
ドレーンコックを緩めます。

絶対に外してはいけません。
緩めるだけです。

トルクレンチで絞めてあるため
それなりに固いですが
ネジが緩むと
クーラントが穴から出てきます。

ネジが緩むと”ポタポタ”クーラントが落ちてくるのである程度緩めてクーラントを排出

後は
ラジエター側から
水を流し込み
全てのクーラントを排出します。

水を入れるとラジエター・エンジンブロックからクーラントを排出できる。

ある程度
排出したら
ラジエター洗浄を行います。

Holzs ラジエター洗浄剤でウォータージャケットを洗浄

ちょっとした
プラシーボ効果

定期的に交換していれば
使う必要ありませんが
今回は話のネタで使ってみます。

【Holts ラジエター洗浄剤】

Holtsのラジエター洗浄剤 効果は・・・・


ラジエター側
エンジンブロック側
のドレーンコックを締めます。

2L程の水を入れたら
ラジエター洗浄剤を投入
水がいっぱいになるまで注いだら
エンジンをかけて
クーラント循環させます。

その際
暖房をつけて
リアヒータがある場合はONにして
循環させます。

暖房は全開! リアヒータがある車種はリアヒータもつけること!

アイドリングを10分したら
給水をして
ラジエターキャップをつけて
10分程ドライブ!

エアが噛んでいても
気にしない!

この段階で
エア抜きなんてしていないんだから。

洗浄剤の原液は青色

戻ったら
10分程アイドリングしてから
エンジンを止め
ボンネットを開けて
30分程
エンジンを冷やします。

ラジエター洗浄液を
ラジエター側
エンジンブロック側
のドレーンコックから
排出します。

その際
ラジエターキャップを
外して
水を投入しながら作業をすれば
あっという間に
作業を終えることができます。

もちろん
排出される液体は
回収すること!

ちなみに
洗浄されたはずの
エンジンとラジエターですが
青色の液体が出てきたので
たいして汚れていなかった模様。

AZR-60Gのクーラント量は7L

と説明書に書いてあるので
クーラントを30%濃度に薄めるため
2.1Lのクーラントを使用します。

【古河薬品工業(KYK) クーラント ロングライフクーラント 95% EX 2L 赤】

これを2本用意し
サブタンクにも補充できるようにします。

クーラントは濃縮タイプが使いやすいです。

ラジエター側
エンジンブロック側の
ドレーンコックをきちんと締めて

水を2L入れたら
クーラント2L投入

残り0.1Lのクーラントは
追加の1本を使って
水0.5Lで薄めておきます。

水1Lを追加投入して
ラジエターキャップをします。

【PIAA ラジエターバルブ 108kPa 安全ボタン付 ブラック SV56S】

ラジエターキャップは仕様に応じたものを使うこと。

ここからは
エア抜きをきちんと行います。

10分程度アイドリングしたのち
10分程度ドライブして
先ほど薄めた1Lを使って
追加補充をしていきます。

1度
ドライブをすれば
後は勝手にサーモスタットが開くので
アイドリングしながら
気長にエア抜きをします。

程よく
1Lを使い切ったら
最後に
10分程度ドライブし
ラジエタ口まで
クーラントがあれば一旦OKです。

エアー抜きが終わった状態

あ!

サブタンクには
原液のままでもいいし
薄めたものでもいいので
基準値まで入れてください。

最後の仕上げ

通勤や買い物程度の
2~30分程度の運転をし
帰ってきたら
クーラントの量をチェックすること!

大体100km走行する間
帰ったらチェックし
クーラントの量に問題なければ
交換作業は完了です。
※上記は大事を取っての作業内容
慣れている人は自分なりの感覚でどうぞ。

いきなり
高速に乗って
ロングドライブすることだけは避けてください。

エア抜き失敗すれば
オーバーヒートでエンジン終了します。

ロングドライブ
1週間前ぐらいに交換作業を行えば
安心してドライブすることができます。

作業時間の目安は
トータルで4時間程です。

手を抜けば1時間程度でできます。

最後に

人の話を聞くと
ラジエター側の
ドレーンコックを抜いて
交換作業を終えるパターンがありますが

エンジンブロック側の
クーラントも交換しなければ
全量交換にならず
不完全な交換作業になります。

どちらの
ドレーンコックも
サーモスタットを介さないため
クーラントを全量抜くことができます。
※1AZ-FSEの場合 ほかの車は知らない。

クーラントを全量抜くため
エア噛みが酷く
オーバーヒートを防ぐため
走行後に
確認をして
不足分のクーラントを足す

という作業をした方が
後々のトラブルを避けることができます。

 

今回
回収した
・クーラント
・洗浄水

は40L程度

20Lタンク2つに詰めて
知り合いの整備工場で回収してもらいました。

クーラントはなるだけ
回収しましょう。



あ!
下にもぐって作業する場合
寝板がない場合は
段ボールを代わりに使うといいですよ。

今回はここまで

それじゃまた!

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