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2017テレビ金沢チャレンジ100kmウォーク ゴール後

石川県で行われる
2017テレビ金沢チャレンジ100kmウォーク
2017年5月27日(土)~5月28日(日)
受付時間 AM7:00~8:20
AM8:30 開会式
AM8:50 能登食祭市場をスタート〈雨天決行〉

七尾市から小松市までの100kmウォーキングです。

2017年 結果
エントリー378名
完歩者238名
リタイヤ者140名
完歩率 62.9%


ゴール後の感想

30時間26分でゴールしたことは
前回の記事で書いた通り。

でも写真を見るとゴールした時点の時間は
15時19分 残り時間11分の筈。
でも記録は30時間26分

この謎は大会HPを見ると解決します。
というのも、今回から各チェックポイントを通過したタイムなどが一覧にまとめられており、
確認するとスタートした時間が「2017/5/27 8:53:16 」になっています。
そこから31時間の計測が始まったんだと理解しました。

じゃー15時30分が制限時間って記載してあるのは何なんだよ!
と思いましたが、結果として15時30分を目指して歩いたのが結果に繋がったんだと思います。
結果オーライということで。

でもこれ帰りの最終バスの時間15時30分が最終ですよね?
実際何時に最終バスが出たのか不思議です。(私は自家用車で帰った)

大会終了後、
ゴールした人は「ルートイングランディア小松エアポート」でお風呂に入ることが出来ます。
椅子に座って一言メッセージを書いている最中、
ゴールしたことで気が抜けて、全身の力が入らなくなった瞬間
今まで自覚したことの無い痛みが足全体を襲いました。

本当に足が痛くて、歩くことが殆ど出来なくなりました。
靴を脱いで、サンダルに履き替えたのですが
むくみが酷く、足の両親指・小指にマメが出来、
サンダルに足を入れることが出来ません。

またテントからホテルのフロントに行く際も、
家内に肩を借り、チケットを渡した後も
エレベータ・お風呂までのルートも
家内の方を借りて歩きました。

お風呂に入るのも一苦労で
まず、ジャージ、靴下を脱ぐことが出来ません。
足を曲げることが出来ず、座ることもままならないので
汗で濡れたジャージを脱ぐのに10分以上かかりました。
靴下なんて、一気に脱ぐとマメの皮がめくれてしまうので
慎重に脱ごうとしても、足を曲げることが出来ないので
脱げない・脱げないともがきながら、なんとか脱いだのを覚えています。

お風呂に入ってシャワーを浴びた瞬間、生き返りました。
この一瞬だけ。
湯船に入ろうと足を入れた瞬間、お湯の熱さで
マメと内出血した親指・小指に
浸みる痛みが襲い、お風呂に入れません。

本気で痛かったです。
でもそうは言ってられないので
無理やり体を湯船に入れて、体を休めました。

でも意識があったのはここまで。
湯船に入った瞬間、意識が飛んで
しばらく気を失っていました。
たまたま、浅い所でいたので何事もなかったのですが
ちょっと誤ったことをしたら、やばいことになっていたかもしれません。

気づいたときは20分以上経って、半身浴状態で
湯船の淵に上半身を横たえたまま寝ていました。

体を洗う事も出来ず、フラフラな状態で
シャワーで水を浴びてお風呂を上がりました。
この瞬間一番意識が朦朧としていました。

足が痛く着替えるのも、やっと。
着替えが終わって何とかロビーの椅子に腰を掛けて
買ってきてもらったキリンメッツのアップルを飲みました。
もーーーーー本当に美味しかったです。
今まで飲んだジュースの中で一番美味しいと感じました。

お風呂の後、ロビーで休憩しながら
100km歩いてゴールしたことを実感していました。
「あー歩いた歩いた。一年分を一気に歩いた。
もう歩きたくね。歩くの無理。俺バカじゃないの。」

もう来年参加するなんて考える余裕はこの時点ではありません。
それでも振り返ると、「楽しかったな」と。

言葉では表すことは出来ませんが、
「一つ一つがすごく楽しかったなと。」

30分程ロビーで31時間の出来事を振り返りながら
ウトウトしていたころ、家内が迎えに来てくれ
肩を借りながら車に乗り
ケーキを買って、家に18時ごろ帰宅しました。

家に帰った後、リビングで毛布をかぶって
横になったところまで覚えています。

気づいたら23時過ぎ、部屋は真っ暗で
放置されていました。(実際は起こされていたらしい)

トイレに行きたいが、足が動かないので
芋虫のように床を這ってトイレに行き、便座に座るのも一苦労しながら
済ませ、床を這って布団に入って寝たことを覚えています。

ただ布団に入る瞬間、なんか充実感に満ちて気持ちよく寝たことを
今でもはっきり覚えています。

でも充実感に満ちていたのは朝起きるまで。
朝起きた瞬間、今まで味わったことの無い地獄を見ました。

それはまた次回に。

 

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