平成17年式 AZR-60G NOAH(ノア)のセルモーター交換

「動かん車はただの箱だ」

どこかのブタが言っていたが

ある日
本当に車が動かなくなりました。

車は
平成17年式AZR-60G NOAH

原因を特定する

症状は1つ

鍵を回しても

うんともすんとも言わない。

バッテリー?

とナビでバッテリーのボルトを見ると

「12.8V」

至って正常

となると
セルモーター?

診断方法は

セルモーターを
ゴムハンマーで
「コンコン」って軽くたたいて
セルモーターが始動したら・・・

はい!
セルモーターの寿命確定です。
交換しましょう。

セルモーターを交換しよう!

ボンネットを開けて
セルモーターの位置を確認

AZR-60Gのセルモーター位置

止めてあるボルトは2箇所
共に14mm

周りに配線が多少あるけど
配線を外せば取り外しに不自由しないことを確認

ボルトは14mm 配線がごちゃごちゃしているが作業スペースはあります。

セルモーターを発注します。

今回注文したセルモーターがこちら

「BRIGHTZ ヴォクシー AZR60G AZR65G セルモーター

純正品でもリビルト品でもありません。

人柱的に購入してみました。

セルモーターを交換する手順

さて・・・

セルモーターを外す作業手順は

1:バッテリーを外す
2:バッテリー台座を外す
3:邪魔な配線を外す
4:セルモーターを外す
5:セルモーターの取り付け

取り付けは逆の手順で行います。

使用する工具一式

用意する工具は以下の通り
・12mmのラチェットメガネ
・14mmのラチェットメガネ
・14mmのロングメガネ
・10mmのソケット&ラチェットレンチ
・12mmのソケット&ラチェットレンチ

今回使用する工具一式

作業スペースはあるが
ラチェットレンチやメガネで作業が出来るか確認すると
手前の14mmのボルトを外すことは出来るが
奥の14mmのボルトを外すにはスペースが足りません。

そこで使うのが
「ロングメガネ」

「TRUSCO(トラスコ) 超ロングめがねレンチ(ストレート) 12X14mm」

これがあると軽い力で
手前のボルトも奥のボルトも緩めることが出来ます。

作業手順1:バッテリーを外す

作業スペースを確保するために
バッテリーを外します。

バッテリーを固定しているステーを外し
バッテリーを下ろすだけの作業

全て10mmのボルトとナットです。

バッテリー固定のステーは10mmのボルト バッテリー端子は10mmのナットです

バッテリーはマイナス端子から外しましょう。

作業手順2:バッテリー台座を外す

バッテリーを外したら台座を外します。
「前にずらす」
みたいなことが矢印で書いてありますが
騙されてはいけません。

矢印は
「ここが引っかかってますよ」
の意味です

台座を引っ張っても取れません

台座を裏から見ると・・・

爪で引っかかっているのがわかる

なので!
爪を押しながらグッ!と上に引っ張れば台座が外れます。

外れたら右側にかけておく
取り外す必要は無し

右側に立てかけておく

作業手順3:邪魔な配線を外す

外す配線は2箇所

セルモーター右手にある配線です。

最初は奥にある10mmのボルト

セルモーターの奥まったところにある10mmのボルトを外さないとセルモーターを取り外すことが出来ない

もう一箇所はバッテリー台座本体に止めてある配線
この配線・・・
爪が固くなっているので押すのに一苦労・・・
今回一番苦労したのがこの配線は外すことでした。

爪で固定されているの気合を入れて爪を押しましょう

作業手順4:セルモーターを外す

最初にセルモーターの配線を外します。

手前の黒い配線は爪で固定されているので
爪を押しながら配線を抜きます。

爪を押すスペースが確保されているので楽に作業が出来る

次に隣のカプラカバーを外してください

カプラの中にナットが隠れている

カプラカバーを外すとナットが見えます。
ナットは12mmです。

ラチェットレンチで作業出来ますが12mmのロングレンチの方が楽に作業が出来る

外した配線はこんな感じ
配線が迷子にならないよう
近くの配線に引っ掛けておく

配線が迷子にならないよう別の配線に引っ掛けておく

セルモーターを固定している
ボルト2箇所を外します。

手前のボルト

最初に手前の14mmのボルトを
ロングメガネで緩めます。

ロングメガネの作業はボルトを緩めるだけです。

次に奥のボルトを緩めます。

ロングメガネの作業はボルトを緩めるだけです。

ボルトを緩めたら
ラチェットメガネを使ってボルトを外してください。

ラチェットメガネで緩めて最後は指でボルトを外す

奥のボルトも同様に作業をする

ラチェットメガネで緩めて最後は指でボルトを外す

外したボルトはきちんと管理をしておく

ボルトを無くしたら全ての作業が無駄に・・・

余計な配線が無いのでセルモーターはズボッと抜けます。

年式によってはズボッっと抜けないかもしれません。

外したセルモーターと新しいセルモーターのご対面

発注したセルモーターはこんな感じで届きます。

新しいセルモーターの梱包状態

新旧セルモーターを並べてみると気付きますが
長さが違います。

何故長さが違う??

取り付け位置を確認すると問題なさそうです。

取り付け位置と角度に問題無!

作業手順5:セルモーターの取り付け

セルモーターの取り付けは簡単です。

手順を逆にすればいいだけ。

取り付けはとても簡単に出来ます。

最初にアース線を10mmボルトで固定します。

写真はセルモーターを取り付けた後に撮影している

セルモーターは上からズボッっと入れるだけです。

セルモーターをズボッっといれるだけ

セルモーターを入れたら
奥からボルトを指で締めて仮固定します。

手探りでボルトが穴に入るようにして指で締めていく

手前のボルトも指で締めて仮固定します。

 

カプラをナットできちんと固定しカバーをかけます

ここは本締めで固定する

配線をキチンとする

セルモーターを本締めする

ボルトを締めながら
セルモーター本体をガタガタと動かし
キチンと固定位置にいるか確認しながらボルトを締めます。

セルモーター本体をガタガタ動かしながら固定位置にきちんと入っているか確認

最後にバッテリー台座に配線を固定し
バッテリーを取り付けます

バッテリーの配線はプラスの端子から行ってください。

取り付け最終確認で
セルモーター本体を動かし
ガタツキが無いか確認してください。

少しでもガタツキを感じたら
ロングメガネで増し締めしてください。

あまり力を入れるて締めると
ボルトが折れるので注意!

奥と手前のボルトの締め方が甘いとガタツキが出てセルモーターを回した途端・・・・にならないように

最後にエンジンキーで
セルモーターが正常に回り
エンジンが掛かれば
セルモーターの交換作業が完了です。

ですが!

エンジンをかける行為を
何回か分けて行ってください。

何度も行い
セルモーターが回って
エンジンがかかれば
作業完了です。

セルモーターが回らない!
その場合は別の原因の特定が必要です。

今回は正常にセルモーターが回って
エンジンがかかったので
良し!としました。

実作業時間

セルモーターの取り外し取り付けに手間取ることは無かったのですが
バッテリー台座の配線を取り外すのにちょっと苦労しました。

取り外し:40分

取り付け:15分

大体1時間程度の作業時間でした。

作業難易度はバッテリー交換程度でした。

ボルトやナットを無くしたら

泣きを見るので気を付けること。

最後に

簡単な作業とは言え

一歩間違えれば怪我をします。

今回の作業は参考程度に見て

自分の手に負えないと判断した場合は

無理して作業を進めないこと!

自分で交換作業を行う場合は

全て自己責任の世界で作業を行ってください。

それじゃまた!

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