自転車の後輪がパンクしたのでタイヤチューブを交換する

タイヤに空気を入れても
タイヤが膨らまない!

パンクしているけど
修理の方法がわからない

・・・・・
自転車でも自動車でも
タイヤは生命線です。

今回の自転車は
空気を入れている最中

「パンッ!」

って音がしたので
修理できる?

と近所の人からの依頼

俺、自転車屋じゃないし
パンク修理屋じゃないんだけど・・・・

と邪険にすることも出来ないので
嫌な顔することも無く

「OK!」

と快諾

状況からして
タイヤチューブが駄目になったと判断

久しぶりにタイヤチューブを
交換してみました。

今回のいけにえ

前に自転車スタンドを取り付けた
自転車の変速機がついたバージョン

 

意外とみんな
後輪の取り外しをした事が無い様で
久々に後輪のタイヤチューブの交換作業を行いました。

交換する際のコツとして

分解する前に
自転車のギアを最大のポジションにしておくこと。

今回の自転車は6速なので6速のポジションにして作業に取り掛かります。

あと
タイヤを外すので
自転車をひっくり返して作業を行います。

スタンドがあってもひっくり返す方が
作業が楽に進みます。

後輪を外す使う工具

最初に確認することは
分解するタイヤのサイズです。
22×1.75

タイヤチューブも
同様のサイズを用意します

後輪を外すには
15mmのメガネかレンチが必要です。

前回のスタンドを外した時と同じ工具を使用します

WORKPRO コンビネーションレンチセット

今回の自転車の螺子は15mmのレンチが必要です。

何度も書いてますが
モンキーレンチは螺子の頭をなめてしまうので
使わない方がいいです。

本当はトルクレンチがあるといいのですが
今回は15mmのソケットが無かったため
ネジを取り外す際の力加減を覚えておきます。

タイヤチューブを取り出すために
タイヤレバーを使います

パナレーサー(Panaracer) タイヤレバー PTL 3本セット

 

今回交換するタイヤチューブ

後輪を取り外す

この手の自転車の後輪を外すには
・メインの螺子 2箇所
・ブレーキワイヤーを調整する螺子 1箇所

を外すだけです。

メインの螺子 15mm
・ディレイラー側

・ブレーキ側

ネジはトルクレンチで締めてあるようで
結構緩めに締めてあります。

ネジを外した際の力加減を覚えておくように。

・ブレーキワイヤー 10mm

今回は最終的にブレーキの調整も行うので
ワイヤーを緩めてます。

ワイヤーはある程度
緩めて螺子を締めておきます。

後タイヤを外すコツ

ギヤを一番大きいポジションにします。

今回の自転車は6速にしておきます。

大事なので2回書きました。

ディレイラーはフリーで動く為
手でディレイラーを緩めて
チェーンを外します。

チェーンを外したら
だら~んとさせないで
下記の写真のようにフレームに固定しておきます。

タイヤを外す際、
タイヤが固定されていた箇所を覚えておくように!
不安ならマークするといいです。

ディレイラー側は奥まで入れればOKだけど
ブレーキ側は前後の余裕があるので
固定位置がずれるとタイヤがブレます。

固定位置はきちんと覚えておいた方がいいです。

不安ならマジックでも何でもいいので
マークしておく

チェーンが外れたら
後は後に「グッ!」って引っ張れば
タイヤが外れます。

後タイヤが外れたらチューブを取り出そう

手順的に
最初にチューブを取り出してもいいのですが
今回は後に回してます。

タイヤレバーを使って
タイヤのリムに引っ掛けて
タイヤをめくり出します。

てこの原理で作業を行うので
力を入れる必要はありません。

一箇所外したら
そこを起点に
もう一箇所めくれば
タイヤは簡単に外れます。

ドライバーで行うと
ホイール側を痛めるので
しない方がいいです。

タイヤをめくり終えたら
エアーバルブの螺子を外します。
・固定螺子 10mm

エアーバルブの螺子を外したら
タイヤチューブを引きずり出します。

古いタイヤチューブのパンク箇所
見事な穴!

それ以外にも
タイヤチューブがねじれた状態だったので
至る所、ヒビ割れた個所が散見します。

外したタイヤチューブのサイズ
用意したタイヤチューブのサイズと相違ないことを確認

新旧のタイヤチューブ
上が古いタイヤチューブ

ちなみにタイヤチューブを触ればわかりますが
元々ついていたタイヤチューブはとても薄くペラペラです。

タイヤを組みつけよう!

タイヤチューブを組み付ける前に
空気を入れておきます。

これはタイヤチューブを組む際
変にねじれるのを防ぐのと
丸くしておくのが目的です。

エアーバルブをホイールから出して
ネジで固定します。

この時点では本気で締めないこと
ある程度余裕がある状態で締めてください。

後は
タイヤチューブをタイヤの中に入れるだけ

本当はリムテープ作業があるのですが
今回のホイールはそんなことする必要もない
製品だったので
そのままタイヤチューブを入れてます。

注意することは
タイヤを回転させながら作業をするので
タイヤチューブがねじれて入らないようにしてください。

タイヤチューブをきちんと入れたら
タイヤをはめます。

この手のタイヤは
タイヤレバーを使わなくても
手で「ふんっ!」ホイールにはめていけば
簡単にタイヤをホイールにはめることが出来ます。

ホイールとリムの個所で
タイヤチューブが噛んでいないか確認

タイヤの組付けを確認したら
エアーバルブの固定螺子を増し締めします。

後タイヤを固定しよう!

外した手順の逆手順で固定します。

ディレイラーを緩めて
ギヤにチェーンをつけます。

タイヤを溝に沿って
後から「ふんっ!」と押して
中に入れます。

ただし
最初に固定された場所に
ネジが来るようにしてください。

大抵、錆などで跡が残っているので
固定位置はわかります。
不安な方はマークするのがおすすめ。

ディレイラー側

ネジを軽く取り付けた後
タイヤを回転させ
左右に”ぶれ”がないか確認

多少のブレも見逃さず
タイヤの固定位置を決め
ネジを仮止めしてください。

再度タイヤを回転させ
ブレが無い箇所が決まれば
ネジを増し締めしてください。

タイヤに空気を入れる

タイヤの固定が完了したら
空気を入れてください。

この手順はタイヤ固定前と
前後しても構いません。

今回のバルブには
虫ゴム不要の物と交換しています。

ブレーキの調整

今回
ブレーキの調整も頼まれていたので
ワイヤーで調整

この調整は
乗り手の好みに合わせて
何度も調整をするので
手間がかかりますが

「一番大事な事なので丁寧な作業で行います。」

タイヤチューブ交換&ブレーキ調整完了

作業時間は40分程度

写真を撮らなければ
30分かからない作業です。

意外と分解しやすい自転車だったので
作業に手間取ることなく
パパッと済ませることが出来ました。

作業完了後
動作確認のため
持ち主と1時間ばかり
山道のアップダウンのコースを
楽しんできました。

後から見る限り
・タイヤの異常振動(上下・前後・左右)
・ディレイラーの誤操作
・チェーンの脱線具合
・ブレーキのかかり具合
等を確認し
問題が無いことを確認して
家族のもとへ送り届けました。

最後に

今回の手順は
この自転車ならではかもしれませんので
参考程度にしてください。

手順が前後しているとか
意味ある?
とか思う事はあるかもしれませんが

大体のママチャリ系は
こんな手順で
後タイヤを外して
タイヤ&タイヤチューブの交換が出来ます。

自分で作業する以上は
自己責任で!

DIYの精神を忘れずに楽しんで作業を行ってください。

それじゃまた!

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