Blackmagic Design ATEM Mini Pro 録画機能を試す

世界的に大人気なスイッチャー

Blackmagic Design ATEM Mini Pro

カメラ複数台を使った
ネット配信ができることが最大のウリ

なんだろうと思うんだけど

自分が注目したのは
録画機能

OBSも同じ機能を持っているが
PCレスで同じことができるのが
とても魅力的

特に配信している映像を
そのまま録画できることは
編集作業を行う際
どれくらい便利になるのだろう?

という疑問と

実際録画される映像が
使えるレベルなのか?

という疑問を払しょくするため
購入して確認してみよう!

ということで
6月に注文し8月に届きました。

配信やもろもろの事は
いろいろなサイトで確認してください。

使える製品だけど
使いこなせるかは
また別の問題なので。

配信しながら録画をする

PCで同じことをしようとすると
それ相当のPCスペックが必要になります。

映像作成用PCは
配信・録画・youtube配信画面
複数のチャネルを開いた作業は可能だけど
持ち出し作業することは不可能

このPCを持ち出して作業することは不可能・・・

試しに
1万程度の
キャプチャーボードを使って
50000kbps
で録画してみたが
キャプチャーボードがダメなのか
あまりきれいな録画ができませんでした。

映像品質はキャプチャーボードにかかっている

キャプチャーボードを使うなら

Blackmagic Design BDLKDVQDHDMI4K DeckLink Quad HDMI Recorder
を使うと幸せな映像&配信が可能です。

これを使うにも
相当のPCスペックが必要ですが・・・

ということで

Blackmagic Design ATEM Mini Pro

を使って
配信しながら同時録画を試してみます。

AOK-M2NVME-U31G2を接続

何度も登場している

AOK-M2NVME-U31G2

中のM.2は
シリコンパワー SSD 1TB 3D TLC NAND M.2 2280 PCIe3.0×4 NVMe1.3 P34A80シリーズ

1TBを使用

斜め30度で組み付ける


実際の使用感は爆速で
Write・Read
共に不満はありません。

Blackmagic Design ATEM Mini Pro

のUSB3.1の転送速度を考えると
オーバースペックですが
PC側に録画ファイルを移動する際
ストレスなく使えるため
同じ製品を3本使っています。

”USB Type-C”で接続します

録画設定

ATEM Software Control

から配信設定を行います。

配信設定の値が
録画kbpsの値になるため

ストリーム配信の場合
9000kbpsが最高画質になります。

メディア側は
exFATでフォーマットをしておきます。

フォーマットが終わったら
USB Type-Cに接続し
インジケーターランプが緑になることを確認します。

インジケーターランプがオレンジ色だと
メディアは使えません。

別のメディアを用意してください。

録画をするときは
RECボタンを押すだけ。

RECボタンを押せばインジケータランプが赤になります。

実際の録画品質

録画された映像を見ると
実に微妙な映像になっています。

プロパティで確認すると
設定したビットレートで
撮影されていることがわかります。

ただ仕上がった映像は・・・・

ゲームの画面とはいえ
映像が破綻しているのがわかります。

”9000kbps”
じゃ仕方ないかって感じ。
配信映像と差がありません。

映像は色がにじんで使い物にならない。

参考までに
XAVC Sの録画設定値は以下の通り

1920 x 1080(120p, 100M)約100Mbps
1920 x 1080(120p, 60M)約60Mbps
1920 x 1080(60p, 50M)約50Mbps
1920 x 1080(30p, 50M)約50Mbps
1920 x 1080(24p, 50M)約50Mbps

 

数値から見てわかるように
9Mbps(9000kbps)は
1920 x 1080(24p, 50M)の
1/50以下の値

録画品質を求めるほうがバカでした。

そりゃそうだ。

配信映像の品質は?

こちらも
録画と同様な映像

回線速度を考えると
配信の
9000kbpsというのは
妥当な値だと思います。

OBSも6000kbps辺りが
妥当な値だといわれている中
9000kbpsで配信できるのは
上出来かなと。

ただ
youtubeの場合
ビットレート上限が高いので

PCからOBSで配信する場合
・キャプチャーボード
・ネット品質
・PCスペック
次第ですが
ビットレートを上げて
きれいな映像を配信することができます。

値段は高いが

Blackmagic Design BDLKDVQDHDMI4K DeckLink Quad HDMI Recorder
Blackmagic Design Blackmagicdesign DeckLink 8K Pro

を使うと
幸せな映像&配信が可能です。


餅は餅屋
映像を扱うには専用品が一番です。

最後に

2020年7月末に
ATEM Mini Pro ISO
が発売になりました。

ここまでいくと
気軽に・・・

っていうわけにもいきません。

ただ製品の焼き直し品なので
録画機能に期待できないのも事実

録画は配信の値に縛られた感じがするので
これ以上の機能は不要

youtubeにこだわらず
Hyperdeckの値なら
録画品質も最高だと思うのですが
試す環境が無い・・・

HyperDeck Studio Mini

収穫だったのは
AOK-M2NVME-U31G2
で接続して録画してもエラーが出なかったこと。

Samsung T5 500GB USB 3.1 Gen2 外付け SSD
がメーカーデフォルト設定されていますが
そうじゃなくても使えるのは大きいです。

今回確認した内容は
Blackmagic Design ATEM Mini Pro
で録画した映像は使えない!

ということがわかりました。

こうやって
映像を見ると
いけるか?

と思うけど
動きが出たとたん破綻するんだよね。

 

ストリーミング設定は
ソフトウェア上では
細かい設定変更ができませんが
以下のファイルの内容を変更すれば可能です。

ただし自己責任で
バックアップを取ったうえで
作業をすることを忘れずに

C:\Program Files (x86)\Blackmagic Design\Blackmagic ATEM Switchers\ATEM Software Control

配下の
「Streaming.xml」

を編集すればOK

見てわからない人は触らないように。

 

今回はここまで

それじゃまた!

 

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