Lenovo ThinkPad E420を再生する。【Bluetoothを搭載】

Lenovo ThinkPad E420を再生する。

今まで
・HDDをSSDに換装

・USB3.0を利用可能にする

・無線LANの5Ghz帯を利用可能にする

を届けてきました。

そして
この企画も最後になります。
(多分・・・)

最後の企画は
内蔵Bluetoothドーターカードを取り付ける

です。

Bluetoothは購入時に搭載されていなかった。

Lenovo ThinkPad E420

は初期購入時
カスタマイズ選択で
”Bluetooth”
を搭載することが出来ます。

中古で購入した際
Bluetoothは必須ではなかったので
無い事に気も留めませんでした

仕様上
無線LANが2.4Ghz帯しか
使えなかったので
互いに干渉し
プチプチ途切れる現象が
出ることもわかっていたのですが
仕事上”Bluetooth”を使う場面が出始めたので
使えるようにしよう!

という事が
今回の企画の趣旨です。

最初に行うのは
無線LANカードを交換し
5Ghz帯で使用できるように更新しました。

無線LANを5Ghz帯に換装する

前回
無線LANのカードを取り換えて
5Ghz帯の使用が出来るようにしました。

これで
互いの周波数で
干渉することは無くなりました。

そして
”Bluetoothドーターカード”
を取り付ける作業に取り掛かります。

使える”Bluetoothドーターカード”を確認する

例によって
Lenovo ThinkPad E420

BIOSホワイトリスト問題が立ちふさがります。

とはいえ
無線LANの時に
BIOSから
FRU番号の確認をしています。

使える
”Bluetoothドーターカード”は以下の通り

FRU:60Y3271
FRU:60Y3275

の2種類です。

でも世の中に出回っているのは1種類です。

使える規格は
”Bluetooth3.0”

ちょっと古い規格ですが
世の中に出回っている機器の殆どを使用することが出来ます。

使用している機器の互換性

”Bluetooth4.0”
の場合

通信方式が
”Bluetooth Low Energy(BLE)”

になっています。

ただし
”Bluetooth SMART READY”
の表記があれば
”Bluetooth3.0”
でもペアリングができます。

記載があっても
使用できない機器がたまに存在しますが
その時は諦めること!

届いた”Bluetoothドーターカード”

さて

今回の手順は
とてもめんどくさい

“下手をすると故障する”

ことを承知した上で
作業に取り掛かってください。

用意するのは
・精密ドライバー
・M2×3mm螺子を一個

気を付けるのは
”Bluetoothドーターカード”
がとても小さいので
うっかり踏みつぶして壊したり
無くしたりしないように。

今回届いた商品
見る限りは”新品”です。

今回も新品と記載がある。

子供の小指程度の大きさのドーターカード

レンズカバーとの比較

 

Lenovo ThinkPad E420を分解手順

手順として
・キーボードを取り外す
・光学ドライブを取り外す
・上部ケース・アッセンブリを取り外す

の3手順です。

ただし
取り外すものすべてに
端子がついているので
外れたからといって
取り外すと端子が千切れます。

外れたパーツの裏には
端子があるので
取り外さずに
下記手順のように
慎重に作業を進めてください。

それでは
最初のキーボードを取り外すです。

キーボードを取り外す

PCをひっくり返します。

キーボードマークがついたネジ穴を確認
確認したら螺子を外します。

ついでに
・光学ドライブの螺子
・上部アッセンブリの螺子
も外します。

3箇所の螺子を取り外す

光学ドライブを取り外しておきます。

光学ドライブを取り外す。

上部ケース・アッセンブリの螺子を取り外します。

上部アッセンブリの螺子を取り外す

取り外した光学ドライブの個所にも
上部ケース・アッセンブリの螺子があるので取り外します。

光学ドライブの陰に隠れた螺子も取り外す

全ての螺子を外したらPCを基に戻して
キーボードを取り外します。

取り外すコツは
ディスプレイ側に軽く押せば外れます。

※注意
外れたキーボードを取り外すと端子が千切れます

軽く押せばキーボードが外れます。

外れても
フィルム端子がついているので
手前にひっくり返しておきます。

フィルム端子をちぎらないようひっくり返しておく。

ひっくり返したうえで
フィルム端子を取り外し
キーボードの取り外しは完了です。


フィルム端子を無理に引っ張ると

端子が千切れてしまうので
ノッチを上げたうえで端子を抜いてください。

フィルム端子を固定しているノッチを上にあげてフィルム端子を引き抜く

上部ケース・アッセンブリを取り外す

全ての螺子が外れていることを確認した上で
作業を行ってください。

螺子の数は
「18個」
あるはずです。

足りない場合は
取り外し残しが無いか確認してください。

でないと
上部ケース・上部アッセンブリ
の取り外しが出来ません。

※ここからは慎重に作業を進めてください。

最初に

・マザーボード端子を取り外します。

タッチパッド上にある端子です。

マザーボード探知を取り外す

フィルム端子のノッチを上げてから取り外してください。

・上部ケース・アッセンブリ固定螺子を外す

注意点は
螺子を外した際、内部に落とさないように気を付けてください。
※落ちても次の行程で拾うことが出来ますが、
螺子も内部も同じ黒色なので見つけるのに苦労する

螺子が転がって内部に落ちないよう気を付けて外す

・上部ケース・アッセンブリを取り外します。

コツは
”角”を上に押すようにし
かつ
本体中心の方に押し上げると
簡単に外せます。

力は殆どいりません。

力任せに
行うと簡単に割れてしまうので注意です。

手前の角から外すと簡単に作業が進みます。

上部ケース・アッセンブリにも端子がついているので
外れたらモニターに立てかけてから
カプラを外してください。

端子をちぎらないようモニターに立てかけてから端子を抜くように!

カプラを外したら
上部ケース・アッセンブリを取り外してください。

”Bluetoothドーターカードを取り付ける

上部ケース・アッセンブリを取り外したら

“Bluetoothドーターカード”
を取り付けます。

ここの注意点は
M2×3mm螺子が同梱されていないので
無い場合は取り付けを諦めてください。

裏ワザとして
取り外したバッテリー側の螺子が
M2×3mm螺子です。

代用しても構いませんが
後でバッテリー側の螺子を取り付けてください。

・取り付け位置

タッチパッドの左横が取り付け位置になります。

・取り付け方法

上から押すようにして取り付けます。

Bluetoothドーターカードの背面端子と取り付け端子

・取り付けた状態

上から軽く押すだけです。

軽く押せば取り付けが出来ます。

M2×3mm螺子で固定すれば完了

M2×3mm螺子も軽く締めておく トルクは0.181Nmぐらい

外したものをすべて元に戻す

後は外した手順と逆に進めば
PCは元に戻せます。

ただ
上部ケース・アッセンブリを取り付ける際
左上部をモニター下部に入れたうえで
作業をするのが取り外し手順にないだけです。

上部ケース・アッセンブリの左上が”U字”になっています。

少し浮かせて入れれば簡単に入ります。

少し浮かせて入れれば簡単に入ります。

元に戻す際の注意点は
・端子をすべて接続する
・固定してある螺子を全て取り付ける
・外したケースに隙間・ガタが無いか確認する

螺子が余る
PCが起動しない
PCが起動しても操作できない

の症状になると
再度分解しないといけないので
外した手順の逆手順で
作業を行ってください。

“Bluetoothドーターカードの動作確認”

組立がすべて完了した後は
“Bluetoothドーターカード”
の動作確認です。

PCが正常に起動したら
デバイスマネージャーを起動

ドライバは標準ドライバで動作します。

Bluetooth Device(Personal Area Network)

と表示されていれば
デバイスとして認識されています。

認識されない場合は
・”Bluetoothドーターカード”の不良
・”Bluetoothドーターカード”の取り付け不良

のどちらかです。

FRUで弾かれる場合はBIOS起動時にPOSTしません。

認識されていない場合は”Bluetoothドーターカード”の不良か取り付け不良になります。

認識されていれば
後は接続機器とペアリングして
動作を確認してください。

今回ペアリングで使用したのは
こちらのスピーカー

“Bluetooth5.0”

で使用できるか確認した所
問題なく使用できることを確認しました。

最後に

この企画
”Lenovo ThinkPad E420を再生する。”

3年前にSSD交換から始まり
今回の
”Bluetoothドーターカード”
取り付けでいったん完了です。

そんなもん
”ドングル”使えば
簡単にBluetooth使えるだろ?

という事は置いといて

簡単に出来るからこそ
あえて
難しい事をすることに意味がある

要は
「便利は不便」
に染まりたくないからこその企画です。

 

人間「便利」に慣れると「劣化」するから。

 

あと
CPU交換が残っているだろ?

とツッコミが入りますが

FRUで調べると
使えるCPUが

”Core i7-2620M”

しかありません。

正直
費用対効果が低い投資は
出来るだけ避けたいので
現状行う予定はありません。

やるとしたら
ディスプレイのFullHD化
ぐらいです。

手順も
上部ケース・アッセンブリを
取り外したうえで行うため

大した手順で無いことを確認しています。
(今回のついでに分解して確認済み)

あーでも端子数数えるの忘れてた。
マザー側のEDP:30ピン
じゃなかったら交換できないかもね。

※再度分解して確認した所
マザー側のEDP:40ピン
でした・・・・
変換キットがあれば出来るんかな~・・・

ただ
これをするくらいなら
新しいPC買えばいいんじゃないかと思うけど。

 

2011年~2012年発売のPCを再生したら
どこまで使えるのか?

結論として
Windows10にアップデートし
CPU・マザーボード以外交換しても
まだまだ現役で使用できることを確認

そのうち
機械的寿命が来る時期が来ますが
それまでは使い続けていきます。

今回はここまで。

それじゃまた!

 

 

 

 

 

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください