Lenovo ThinkPad E420 Windows11をインストール

Windows11がリリースされました。

Windows11を
Lenovo ThinkPad E420で使用するには
色々条件をクリアしなくてはいけません。

今回は
Lenovo ThinkPad E420に
Windows11がインストールできるのか?
それを検証したいと思います。

Windows11をインストールする条件

CPU:第7世代以降
TPM:Ver2.0
UEFI・セキュアブート対応

の条件を満たす必要があります。

とはいえ
これはツールを使った場合のお話

今回は
Windows11をクリーンインストールするため
Microsoft配布のツールを使用しません。

ただし
Lenovo ThinkPad E420
にクリーンインストールするには
条件があるため、最初に準備が必要になります。

Windows11 インストールメディア作成

今回は
USBメモリを使用してインストールメディアを作成します。

USBメモリは16GBあればOKです。

手順は以下の通り

①Windows11の「isoファイル」を公式サイトからダウンロード (公式サイト)
②Rufusを使ってインストールメディアを作成
※Microsoft配布のメディア作成ツールで作成するとインストールができませんでした。

気を付ける点は
① 「選択」でダウンロードした「isoファイル」を選択
②「UEFI(CSM無効)」にする。
③「パーテーション構成」を「GPT」にする。

それ以外はデフォルトで問題ありません。

「スタート」をクリックすれば
Windows11のインストールメディアが作成されます。

クリーンインストールを行う前の準備 ①

準備にあたり
Windows10がインストールされているSSDを抜き取り
新しいSSDに換装します。

理由は
Windows11のインストールに失敗した場合
Windows10に戻すためです。

換装の方法は過去記事を参照

SSDの容量は200GB程度で十分です。
※Windows11のインストール検証を実施するためなので
きちんとPCを運用したい方は500GB以上が推奨

SSDを換装するに辺り気を付ける点があります。

SSDのパーティションがMBR(Master Boot Record)だとWindows11のインストールができません。
SSDのパーティションをGPT(GUID Partition Table)にしてフォーマットをしてください。

MBRで作成したSSDは
①ボリュームの削除
②GPT方式に変更
③フォーマットを実施

でOKです。

クリーンインストールを行う前の準備 ②

SSDの用意ができたら
BIOSの変更をします。

行うのは
・セキュアブートをキャンセル
・ブートを外付けUSBメモリに変更

①USBメモリをPCに接続
②Lenovo ThinkPad E420
を再起動を行い「F1」を連打!

BIOS画面に入ります。

③「Security」タブに移動
「Password」を選択

「Password at Unattended boot」を「Disabled」変更

④「StartUp」タブに移動
「Boot」を選択

作成したUSBメモリを「1」にしておきます。

これで事前準備は完了です。

F10を押してBIOSをSAVEし再起動を行ってください。

インストールメディアからインストールを実施

再起動を行うと
作成したUSBメモリ(インストールメディア)
からBootします。

正常にBootされない場合は
・インストールメディアの作成
・BIOSの設定
を再度実施してください。

正常にBootされると以下の画面が表示されます。
「次へ」をクリック

「今すぐインストール」クリック

エラー画面が表示されます。
システム要件を満たしていないので当たり前です。

これを回避するために
Shift+F10でコマンドプロンプトを起動
※セットアップ画面の状態で実施

「Regedit.exe」を入力

レジストリエディタを起動させます。

HKEY_LOCAL_MACHINE/SYSTEM/Setupの下に
「LabConfig」を作成
「Setup」を「右クリック」→「新規」→「キー」

名前を「LabConfig」にする。

「LabConfig」内に
「BypassTPMCheck」
「BypassSecureBootCheck」
を作成

上記の
「REG_DWORD」 の値を「1」にする。
「BypassTPMCheck」を右クリック→「修正」→「値のデータを1」

「BypassSecureBootCheck」
上記と同じよう「値のデータを1」にする。

レジストリエディタを終了すると
再度Windows11のブートが始まります。

※インストール検証中 正常にブートが始まらない事象を確認しています。
正常にブートが始まらない場合、レジストリ変更の作業が再度必要になります。
あと稀にUSBメモリ内が空っぽになります。
その場合、再度インストールメディアの作成をしてください。

今度は以下の画面まで進みます。
プロダクトキーをお持ちの方は入力してください(Win7/Win10どちらでもOKです)

今回は後でアクティベーションを行うので
「プロダクトキーがありません」を選択

インストールするOSを選択
Windows10が「Pro」なので
Windows11も「Pro」を選択

ライセンス条項が表示されます。
「同意」にチェックを入れて「次へ」

クリーンインストールを行うので
「カスタム」を選択

インストールを行うパーティションを選択
ただしこの状態ではインストールができないため
「新規」をクリック
表示される小さい画面は使用する容量の確認なので
そのまま「OK」をクリック

パーティションが追加された状態になります。
インストールするパーティションを選択し「次へ」をクリック

インストールの確認画面になります。
「OK」をクリック
※MBRの場合はこの時点でインストールが拒否されます。

インストールが始まります。

Windows11のインストール完了

インストールが完了すると
以下の画面になります。

Windows10と同じような画面が続きます。

次に画面が変わると
色々入力する画面になります。

注意点は
・パスワードを記載しておく
・秘密の言葉:3パターンを記載しておく

入力が完了したら
次の画面になります。

Windows10と同じような画面です。
違うのはフォントぐらいですね。


Windows11が起動します。
やったね!

OS起動後の確認

デバイスマネージャーを起動

エラー項目を確認
3項目にエラーが出ているが
一旦放置

システムの確認とアクティベーションを実施
Lenovo ThinkPad E420でも
Windows11が
インストールされていることを確認

今回はWindows7のコードを使用
正常にアクティベーションできることを確認

マイクロソフトアカウントを実施
正常にアクティベーションできました。
※下はローカルアカウント

Windows Updateの確認

要件を満たしていないPCにインストールを行うと
Windows Updateが出来ないと聞いていたので確認

正常に
Windows Updateができることを確認

ただし
アニバーサリーバージョンが出た場合は
弾かれる可能性があるので確認が必要

ダウンロードエラーが出ている
CPU内蔵グラフィックはドライバが無いためです。

ドライバ提供については要検証
※Intelサイトに行けばWin10用はあるのでインストールすればOK
ただしUpdate画面にはしつこく表示されます。

結果

Lenovo ThinkPad E420に
Windows11のインストールは可能です!

もちろん
Offce19をインストールして
仕事も普通にできます。

仕様条件を満たしていないPCなので
今後何かしら不具合が出る可能性はあります。

※デバイスマネージャーで確認したように
3項目がエラーになっている。

が!
古いPCを捨ててまで新規PCを用意するまででもありません。

もちろん
新規PCで運用する方が安心感はあります。

ですが
古いPCでも
まだ使える状態であるなら
以上のような手順を踏まえれば
WIndows11を使用することが”可能”です。

ただし
あくまでも自己責任の上でチャレンジしてください。
この手順を見て実施したが出来なかったぞ!
と文句は言わないでください。

ある程度
知識がないと
所々エラーが出た場合の対処が困難かもしれません。

ちなみに
上記インストール作業は1時間もかかりません。

そんなに手間ではないですよ。

今回はここまで

それじゃまた!

 

 

 

 

 

 

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