Office365 C2Rタスクスケジュールを止める
C2Rタスクスケジュールを止めたい!
というのも
学校や企業で
タスクスケジュールに基づき
勝手にOffic365をUpdateされるのは
管理者として困るので
タスクスケジュールを止めたい!
どうしたらいい?
の相談から始まったお題です。
タスクスケジュールをCSVに吐き出す
Office365 C2R関連の
タスクスケジュールを確認するため
以下のコマンドでタスクスケジュールを
CSVに吐き出します。
schtasks /Query /fo csv >c:\365\task.csv
吐き出したCSV
CSVを開けばタスクスケジュール一覧が確認できる
スケジュールを止めたいのは以下の6タスク
・\Microsoft\Office\Office Automatic Updates 2.0
・\Microsoft\Office\Office ClickToRun Service Monitor
・\Microsoft\Office\Office Feature Updates
・\Microsoft\Office\Office Feature Updates Logon
・\Microsoft\Office\OfficeTelemetryAgentFallBack2016
・\Microsoft\Office\OfficeTelemetryAgentLogOn2016
これをコマンドに乗せてあげます。
管理者権限でコマンドプロンプトを起動
cd c:\c
c:\>schtasks /Change /TN “\Microsoft\Office\Office Automatic Updates 2.0” /DISABLE
と入力すると
成功: スケジュール タスク “\Microsoft\Office\Office Automatic Updates 2.0” のパラメーターは変更されました。
と返事が返ってきます。
これを残りのタスクスケジュールも同様にしてあげればOK
.batにしてスタートアップに登録
という問題も
コマンド一式をメモ帳に書いて
拡張子を.batに変更して
スタートアップに入れてあげればOK
コマンド:shell:startup
開いたディレクトリに作成した.batを入れるだけ
ただ
これは個人PCのみの手順
ActiveDirectryの場合
ActiveDirectryの場合はGPOを組んであげてください。
グループポリシー管理エディタで作成
ユーザの構成で
・フォルダ作成:365フォルダを作成
・ファイル配布: .batを配布
・loginスクリプト: .batをlogin時に実行
を作成します。
あとはクライアントPCが
AD参加した際、勝手に実行されます。
C2Rを止めた以上Updateの事を考える。
Office365はWSUSが機能しないため
オンラインUpdateしか手段がないように見えますが
実は配信サーバを設ければWSUSのように
ローカルサーバーから
一括配信を行うことができます。
仕組みは簡単
配信サーバで
Office展開ツールを使い
Office365をダウンロードします。
必要なファイル
configuration-Office365-x64.xmlに
ダウンロードする
配信サーバの
アドレス\ディレクトリを記載する。
クライアント側には
configuration-Office365-x64.xmlに
配信サーバのアドレス\ディレクトリを記載し
タスクスケジュールで.batを実行させ
Office365をダウンロード
.batの中に
setup.exe /downlord “configuration-Office365-x64.xml”
配信サーバでダウンロードしたOffic365を
クライアントが配信サーバからインストールする
形のものを作ればいいだけです。
クライアント側の
インストール&Updateも
ActiveDirectry参加した際
以下のコマンドを記載した
.batを実行させればいいだけです。
setup.exe /configure “configuration-Office365-x64.xml”
実際に
このコマンドだけでうまくいくわけではないが
いろいろなコマンドを組み合わせれば
スムーズにダウンロード・インストールが可能になります。
やり方は考えてくれ。
たいして難しくないけど手順はメンドクサイ・・・
ちなみに.xmlは一つ作成したら
サーバとクライアント共に共通だから
頑張って.xmlを作成すれば
あとは簡単だぞ。
.xmlはマイクロソフトのサイトで作成したものを
自分の環境に合わせるだけでOKだからね!
Offic365&Office2019のバージョン管理はメンドクサイ
管理者泣かせの代表格になりましたが
Update管理をしないと
VBAで作成したツールが動かん!
とクレームが殺到します。
最初にタスクスケジュールを止めることから初めて
配信サーバから
確認が取れたバージョンだけ配信する方法を
組んであげれば
トラブルを避けることができます。
「メンドクサイ・・・」
と感じることも
きちんとしてあげるのが管理者の仕事です。
よりよい環境を常に提供してあげましょう!
私はただの傍観者ですが・・・
っていうか
この仕事3年前に足洗っているんですが・・・
なぜ今だに連絡が来るのでしょうか?
・・・・・
プータローなのに・・・
ふぅ~
今回はここまで
それじゃまた!