2017テレビ金沢チャレンジ100kmウォーク 第3チェックポイント編
石川県で行われる
2017テレビ金沢チャレンジ100kmウォーク
2017年5月27日(土)~5月28日(日)
受付時間 AM7:00~8:20
AM8:30 開会式
AM8:50 能登食祭市場をスタート〈雨天決行〉
結果がHPに掲載されています。
第3チェックポイント編
第2チェックポイントを21時45分にスタートして
第3チェックポイント(58km)を目指します。
第3チェックポイントは14kmの区間
いつもなら3時間程度の距離です。
この頃になると雨は断続的になり、写真撮影ができるようになりました。
幸い風も止み、体感温度が上がったので、歩きやすくなりました。
21時57分撮影
田舎道なので車が通るのもまばら、人通りもなく寂しい道を一人歩いていきます。
この頃になると足に違和感を覚え始めます。
右足小指、左足小指、右太ももに痛みが出始めます。
途中テーピングをしながら歩き続けます。
歩いていると「ここは何処で、何時?」という感覚がマヒして
食事を取ることを忘れてしまいます。
私も注意をしていたのですが、食事を取らずひたすら歩いていました。
22時30分 携帯のアラームが鳴り、ここで食事を取ることにしました。
と言っても「ブルガリア飲むヨーグルト」を一気飲みするだけでしたが
空腹は満たされました。
後はペース配分を考えながら歩き続けます。
ただ夜になると景色が全く見えないので距離感が無く
自分の現在位置がさっぱりわかりません。
幸い携帯のナビで調べることが出来ましたが
夜歩く際は、ランドマークを見失うので
下を向いて歩いていると、曲がるところを間違える可能性があります。
おまけに夜の信号は明るく、地域標識が見えにくいので
気を付けていても間違えることがあります。
22時23分
かほく市外日角に到着
ドーピング(クエン酸)で痛みをごまかします。
ここで問題が発生します。
道が真っ暗でコースマーシャルのボランティアも少なく
外日角・内日角辺りのややこしい道で迷子になりました。
本来の道は大通りを歩くだと思うのですが
地図には「内日角北(うなぎ屋すぎ)道なりに左へ」と記載されています。
これに従うと全然違う道を歩くことになります。
私はこれに従って歩いた結果、
田んぼの中の街灯もない真っ暗な一本道をひたすら歩きました。
歩きながら「この道おかしくね?」と思い、携帯のナビで確認しました。
確認した結果「違う道を歩いている」
ただ「正しい道と並走している」ことも確認できました。
戻るにも半分以上進んでいるし、近道しているわけではないので
そのまま前進しました。
22時52分撮影
歩くこと30分強、コースマーシャルのおっちゃんに出会いました。
おっちゃん曰く「また間違えた人がおったわ。これで何人目や~ワハハ」と。
おっちゃんは悪くないので「間違えてごめんね~」と笑いながら挨拶しました。
その後は道を間違えることなく順調に歩き進めますが、足の痛みが酷くなってきました。
特に「右足脹脛上部」
いわゆる膝裏が痛くなりました。
まだ歩くには支障はないけど、最後まで足が持つかな?と。
いつもの練習ではこの距離では足に痛みが出たことないので
ちょっと不安になりました。
0:44分:第3チェックポイント到着
工程の半分を歩きました。
第3チェックポイントは「オハラ」という企業の敷地を借りているようで
テントもストーブもおにぎりもある、休むにはすごくいい環境でした。
ここで一人のおっちゃんが「ストック」の事で力説していたのを
寝ころびながら聞いていました。
ストックは持った方がいいよ~
歩くとき下半身だけが疲れるから、上半身を上手に使えば
下半身の疲れを軽減できるし・・・ウダウダウダと説明をしていました。
聞いていて「なるほど~」って思う余裕もなく、ただ聞き流していました。
ごめんね。
おっちゃん。
事前の計画では「足の治療を行う」になっていたので
靴下を脱ぎ、足指にできたマメの治療に取り掛かります。
まずはProtect1を足全体に塗ります。
※すでにマメになっている箇所に塗ってはいけません。
バンドエイドなど貼るのが困難になります。
※Protect1はこまめに塗りなおした方が効果を持続できるそうです。休憩するたび塗ってください。
私も休憩するたび塗りなおしたおかげでほかの個所にマメは出来ませんでした。
事前に購入していた、キズパワーパッド 靴ずれ用を両足のマメになった「親指」「小指」に貼ります。
このままだと簡単に外れちゃうのでテービングで固定します。
テーピングで固定する際、下手な固定をすると爪に内出血を起こすので、くるっと巻くのではなく
ピンクリボンの形をイメージして爪にテーピングがかからないようにした方がいいです。
私はぐるっと巻いたせいで左親指が内出血しました。
テーピングした後靴下をはく前に立ち上がって、違和感が無いかを確認します。
違和感がある場合は、痛み倍増計画が発動するので、違和感が無いように巻きなおします。
あと膝裏にはアイシングをした方がいいです。
運動のし過ぎでオーバーワーク状態の筋肉を冷やすにはこれが一番でした。
私は薬品でかぶれる体質なので、バンテリンやエアーサロンパスが使えません。
急速性はありませんが、持続性目的で「冷えピタ」を脹脛全体に貼りまくりました。
30分程の休憩の中で足の熱感はだいぶ和らぎますが、痛みは残ります。
足のケアが一通り済んだ後、新しい靴下に履き替えてスタートしようと思ったのですが
足がまともに動きません・・・・
「くそ!マジ痛いぞ!」「痛い」「痛い」「痛い」
立つのも困難な状況でした。
出発前にはトイレを済ますをローテーションに入れていたので
トイレをすべく確認したところ「オハラ」の事務所内。
「へっ?今痛みに耐えて靴を履いたのに、脱いでトイレ行かないといけないの?」
「湧き上がる怒りと痛みへの絶望の葛藤を抑え」
笑顔でありがとうございますと返事をしてトイレに向かう俺。
でも「トイレで毒を吐いたのは内緒」
一度靴を履いて、脱いでトイレに入って靴を履く。
この行為が大会の中で一番辛かったです。
靴を履いて歩こうと思った矢先、膝裏に激痛が・・・・・
既にマッサージも効果が無く、右脹脛がパンパンになっています。
「やっべー歩けないぞこの足だと。」
でもまだ58km
残り42km
次のチェックポイントまで10km
食べれなかったおにぎりを返却し、痛みを無視して
第4チェックポイントを目指し歩き始めました。
続く