以前の記事で
Insta360 RS 1インチ 360度 の熱対策
を書きました。
Insta360 RS 1インチ 360度発売されて1年が経ちました。手を出すべきかどうか悩んで1年・・・・・悩みに悩んで中古で手に入れました。映像や操作方法などは他のblogやYoutubeを参照してください。 さて。Insta360シリーズを含めアクションカメラは小さい筐体にスペックを詰め込みすぎて廃熱がうまくいかず撮影が止まってしまいます。これは「屋内・屋外」「 Insta360 RS 1インチ 360度 の熱対策 | Accessを使って仕事に結果を出すために必... - Accessを使って仕事に結果を出すために必要なことをVBAで作るブログ |
その後
暑い日中帯に試験を兼ねて
毎日歩いていましたが
やはり撮影が止まってしまいます。
今回は改めて
・原因究明
・問題点
・解決策
を考え実践します。
撮影が止まる原因を考える
撮影時に発生する熱処理がうまくできていない。
これはわかっています。
廃熱処理対策に
ヒートシンクをつけています。
何度も試験を重ねた結果
ヒートシンクを取り付ける場所が誤っています。
というのも
本体直接ではなく
カバーに取り付けているからです。
本体とヒートシンクの間にカバーがあるせいで
熱の移動がスムーズに行えません。
背面に熱伝導テープを貼ってもダメでした。
そういえば
insta360R 1インチ
の場合は直接本体に
ヒートシンクを貼り付けています。
カメラ側の背面にもヒートシンク
これで
熱による撮影停止は防げています。
これと同じようにすればいいのでは?
と考察し対策を実施しました。
カバーを取り外すと問題点が。。。。
実際にカバーを取り外して
手持ちで運用しようと思うと
無理が出ます。
というのも
・カメラレンズ
・本体
・バッテリー
の接続が不安定になり
撮影が止まってしまいます。
対策をしたせいで
ばらばらの写真はありませんが
バッテリーと本体が簡単に外れてしまいます。
また
カメラレンズが外れて落ちることを考えると
恐ろしくて
そのまま撮影に・・・・
とはいきません。
なので対策を実施しました。
カバー取り外しの対策
以前購入したカメラゲージを利用します。
そのまま
カメラを装着すると
カバーが無い分
隙間が出来てしまい
ゲージからカメラが落ちそうになります。
また
歩いていると
カタカタ音がするので
よろしくない映像に仕上がります。
なので
落下防止&カタカタ音対策として
カメラを装着する際に
プラダンを加工して
バッテリーとゲージの間に挟み込んでいます。
プラダンの大きさ・高さなどは
調整が必要ですが
プラダンの柔軟性が生きて
カメラとゲージの隙間を無くしてくれます。
ただカメラ本体の
取り付けには一工夫必要なので
そこは適時対応する必要があります。
それは次の項に理由が記載してあります。
カメラの熱対策
じゃーん
今回の対策は
カバーを取り外して
ヒートシンクを本体とバッテリー
に張り付けました。
ひと工夫として
本体横にもヒートシンクをつけています。
先ほど
カメラとゲージの取り付けの際
ひと工夫が必要と言ったのは
本体横のヒートシンクの高さを調整する必要があるからです。
ひたすら
削って削って調整しないと
ゲージの中に納まりません。
する必要がある?
というのは
試験結果に記載しておきます。
そしてゲージにカメラを格納します。
これで
カメラがバラバラになることもないし
カタカタ音もしません。
よし!
まだ試作段階だけど
テストで試してみます。
気温35度 2時間のウォーキングを実施
クソ暑い8月の某日
いつものように13時から15時過ぎまで
ウォーキングを実施しました。
カメラはモバイルバッテリー給電で撮影しています。
実際の使用感としては
「歩く」という条件付きなら
安定して撮影が継続できました。
前回の試験時も「歩く」という条件でしたが
その後、試験を重ねていくと
撮影が止まる現象が何度も発生していました。
今回は2時間
歩いている最中に撮影が止まることはありませんでした。
ただ2分程度立ち止まると
すぐにアラートが表示されて
撮影が停止します。
※直射日光・日陰ともに止まった。
※風がある場合は撮影が継続される。
風がある条件なら定点撮影も可能かもしれません。
カメラゲージに入れると
逆に暑くなるのでは?
と思ったのですが
カメラ本体に直射日光が当たらない部分が
増えるので逆に熱対策になっている感じです。
ゲージとカメラの間は隙間が空いているので
ゲージ側から熱が来ることもありません。
あと
プラダンがダンパーになって
カメラ自体もきちんと固定されているので
カタカタ音も聞こえませんし
カメラの固定も問題ありません。
撮影時のヒートシンクは
触るととても熱くなっています。
カバーの上からよりも熱いので
しっかり熱を吸収しているのが
体感的にもわかります。
横に着けたヒートシンクも
同様に熱くなっているので
取り付けるのは
”アリ”だと確信しました。
この対策をした場合の注意点
え~と
MicroSDカードを取り出す事が出来ません。
見ての通り
本体とバッテリーの結合部分に
ヒートシンクを貼り付けています。
これは前回の対策時に測定した際
バッテリー・本体接合部分も
かなりの熱を持っていることを確認したためです。
本体からの熱移動に加え
バッテリー本体からも発熱しているため
今回は接合部分にヒートシンクを貼り付けました。
そのせいで
データの取り出しがめんどくさくなりました。
本体からUSB接続すると
35MB/s
程度の転送速度しか出ません。
MicroSDカードを
カードリーダで読み込めば
95MB/s
程度の転送速度が出るので
取り込みに時間がかかります。
それさえ我慢できれば・・・・
ふぅ~
「二兎負うものは」ってですね。
最後に
これで完成ではないです。
まだ何かできることが無いのか?
を考えています。
ちなみに
映像にヒートシンクが映らないのか?
は
全く映りません。
ただ
無加工の状態だと
微妙に映るので
多少削る必要があります。
充電ケーブルも
ゲージに角度をつけて撮影すれば
消えることを確認しています。
※角度によっては映り込みが発生します。
歩きながら撮影する際は
カメラが頭の上になるよう
腕を上げて歩いているので
かなり腕に負担がかかります。
なぜか背中も攣って痛くなる。
歩く際も工夫が必要
等々
解決策を考える日々です。
こういう
くだらないことに時間を使うのも
生きていく上では必要です。
真面目に生きるのって
疲れるから。
今回はここまで
それじゃまた!