Logitec HDDケース LHR-4BNHEU3を使ってバックアップをしよう!
動画や静止画というものは
HDDの容量を逼迫します。
それでも大事なデータなので
消去するわけにもいかないし
消えてしまうのはもっとダメ!
内蔵HDDだけじゃ
数をそろえることが出来なくなったので
外付けHDDケースを用意しました。
Logitec HDDケース LHR-4BNHEU3
今回用意したのは
こちら
RAID機能が無いシンプルなHDDケースです。
4Bay+12TB対応なので
最大48TB搭載することが出来ます。
ただし!
RAID機能が無いので
HDD単独利用になります。
RAID機能の無いHDDケースを選んだ理由
バックアップをするのにRAIDが必要だと思います?
・RAID1
・RAID5
・RAID10
基本RAIDを組むとき
・HDDのロットを揃える
・HDDの容量をそろえる
・HDDの数を用意する
など考えると思うのですが
リビルドする時の事考えてます?
同時使用開始したHDDは
似たタイミングで故障します。
似たタイミングで故障をするので
リビルドしているタイミングで
故障する事があります。
特にRAID5のリビルドなんて最低レベル
あれってわざとHDD壊す仕様になっているんか?
って思うくらいリビルド時にHDDが故障します。
安心のためにRAIDを組んでも
結果的に安心じゃないってことを
エンジニア時代に何度も味わったので
自分のシステムにRAIDを組むことはありません。
じゃーバックアップは手動でポチポチするのかい?
ってことになるのですが
そこは工夫で対処しています。
robocopyを使う
単純にコマンド処理でバックアップを行っています。
Windowsにはコマンドプロンプトを利用した
コピーコマンドがあります。
その中の「robocopy」を
バッチを組んでデスクトップに置き
必要なタイミングでバックアップを取っています。
「robocopy」にはミラー機能があるので
差分コピーが出来るのも特徴
コマンドは単純で
robocopy “コピー元” “コピー先” /mir
とメモ帳に書き
保存する際、拡張子を
「.txt」から
「.bat」に変更すればOK
下の例は
「Nドライブ」の「Handycam」フォルダを
「Mドライブ」の「handycam」フォルダに
差分コピーしろっていう内容になります。
robocopy “N:\Handycam” “M:\Handycam” /mir
実際コマンドを起動させると
コピー元:N:\Handycam¥
コピー先:M:\Handycam
と表示されバックアップが始まります。
本番環境で実行する前に
テスト環境を作成し
テストフォルダ同士で
キチンとバックアップが取れるか確認した上で
本番環境で行ってください。
robocopyでバックアップするメリット
最初はどうしても
全バックアップを行うので
時間はかかりますが
次回からは差分コピーだけになるので
たいして時間はかかりません。
同じHDDなら
RAID5のパリティチェックから
うだうだ始まるリビルトより
早いです。
ただし
「robocopy」は1対1のバックアップなので
RAID1のミラーリングと変わりがありません。
それじゃ意味なくね?
と思いますよね。
ところが
robocopyはコマンドなので
やり方次第では
とても便利なバックアップ方法になります。
例
私が行っている
バックアップ方法です。
全てrobocopyで行っています。
動画が2系統あるのは
HDD納品があるからです。
HDD納品する時も
「納品フォルダ」を指定した「robocopy」コマンドを書いてあるので
「納品フォルダ」に作成した動画を入れて
ガチャベイに「納品HDD」を入れてコマンドを実行すればOK!
煩わしいコピペの必要が無くなります。
容量違いのHDDを
受け入れてくれるのもrobocopyの特徴
RAIDを組むより
柔軟性のあるバックアップが出来るので
ここ10年以上「robocopy」だけでバックアップを行っています。
robocopyの注意点
便利な分
注意をする点が一つあります。
当たり前ですが
「元」と「先」を間違えて
・コマンド記載
・HDDを入れる
とデータがすべて消えます。
私は一度やってしまい
サルベージのお世話になりました。
”便利は不便”
の合言葉を忘れずに日々精進あるのみです。
最後に
RAID機能は
確かに便利な機能ですが
一般ぴーぽーに必要な物ではありません。
自分みたいに
HDD納品がある場合も
RAIDを組んでいると
中々やりにくい所があります。
その点「robocopy」だと
「全体バックアップ」をしてくれるほか
「必要な分だけバックアップ」など
柔軟な対応が出来るため
かなり重宝しています。
コマンドを複数記載することで
A⇒B⇒C
のようにバックアップを取ることも出来ます。
工夫次第で
ネットワーク越しのバックアップをすることも出来ます。
「robocopy」も
「RAID」も
使い方次第なので
選択するのは利用する人次第です。