テレビ金沢チャレンジ100kmで行う予定の
24時間撮影チャレンジ
撮影を行う上で
もっとも重要な問題が
メディアのバックアップ
ノートPCを持ち歩くわけにはいかないので
手軽にバックアップできる機材を探す中で
見つけたのが
RavPower FileHub RP-WD009
“FileHub”が売りの製品ですが
SDカードのバックアップも可能とのことで
物は試しと
購入し試してみました。
RavPower FileHub RP-WD009の特徴
公式サイトによると
・ワイヤレスによるファイル共有
・モバイルWifiルーター
・ダイレクトコピー
が主な機能になります。
モバイルバッテリーを搭載しているので
どこでも上記機能が使用可能なのが
大きな特徴になります。
勘違いする人がいるようですが
外出時のモバイルルータにはなりません。
モバイルWifiルーターは
「ワイヤレスによるファイル共有をする」ための機能で
インターネットにはつながらないので勘違いしないように。
今回レビューするのは
・ダイレクトコピー
を中心に行います。
いわゆる
PCレスで
SDカードから外付けディスクに
バックアップする機能
実際の使い勝手
良い点
不満な点
を洗い出してみます。
類似製品
世の中には似たような製品が出ています。
I・Oデータ:wfs-sr03
NEXTO DI:nexto di nps-10-xqd
INDEMAND:ssdBOX(旧SkyBox)
手頃な
wfs-sr03
※カードリーダにもなるが
SanDiskExtremeシリーズが使えない
値段は高いが大したことない
nexto di nps-10-xqd
クラウドファンディングの
ssdBOX
SDカード UHS-Ⅱ対応
リード速度 最大300MB/s
どの製品も
スペック的に飛びぬけて書いてあるけど
SDカードのバックアップに
実際必要な性能は
・SDカードリーダのRead性能
・SSDへ書き込む速度
の2点
記載されている
SSDの速度などを謳ってみても
それはPCと接続したときに意味するもの
必要なのは
SDカードをバックアップをする時間が
どれだけ短いかが重要
RavPower FileHub RP-WD009
のスペックがどの程度のものか
確認をしていきます。
RavPower FileHub RP-WD009 開封
付属品
・本体
・充電用USB Type-Cケーブル
・取扱説明書
・ユーザ登録すると補償を伸ばしますよーの案内
・LINEのお友達登録
取扱説明書の日本語ページは
丁寧な記載があり
きちんと読めば理解できるようになっています。
RavPower FileHub RP-WD009 外観
本体サイズは
モバイルバッテリー程度の大きさ
実際、6700 mAhの
モバイルバッテリーが搭載されているので
重さもそれなりにあります。
インターフェースの類は
サイドパネルのゴムでカバーされた箇所を開ければ
確認できます。
左:USB A端子
中央:USB Type-C(充電専用)
右:RJ45 GigaBit端子
ファームウェア アップグレード
ファームウェアの更新にはPCが必要です。
ただ
手順がとてもめんどくさいです。
ちょっと覚悟して行ってください。
この手の製品は
とりあえず出してから
ファームウェアで修正をかける。
不具合たっぷりの製品です。
なので
公式サイトから
最新のファームウェアをダウンロードし更新します。
2020年11月20日時点のファームウェア
ダウンロードサイト
ダウンロードしたら解凍する。
今回は
2.000.018から
2.000.022へ
アップします
※iPhoneから
ファームウェアのアップデートはできません。
で!
PCにつなぐには
LAN接続・Wifi接続
のどちらでも・・・
とはいきません。
LAN接続してください。
でもそのままだと
RavPower FileHub RP-WD009
のIPアドレスがわからないため
一度
携帯で接続
携帯で
FileHub RP-WD009
に接続
アプリ
RAV FileHub
を起動
アプリが起動したら
右上の歯車マークをクリック
設定画面に入る。
設定画面 → iSrorage設定を選択
DHCPで運用する人は
「DHCP」を選択
IPアドレスが表示されます。
このIPアドレスを用いて
PCからRavPower FileHub RP-WD009
に接続します。
HUB・ルータからのLANケーブルを
RavPower FileHub RP-WD009
LANポートに差します。
例>
IPアドレスが
192.168.100.254
の場合
ブラウザを立ち上げて
アドレス欄に
192.168.100.254
を入力
RavPower FileHub RP-WD009
にアクセスできるようになります。
Settings → System
Firmware Upgradeを選択
「Browse」から
先ほど解凍したファイルを選択
ファームウェアのアップグレードが始まります。
終わったら下記の画面になるので
RavPower FileHub RP-WD009を再起動
これで
ファームウェアのアップグレードは完了です。
設定項目で
・時間
・ユーザ設定
・ネットワーク設定
をきちんと変更しないと
簡単に乗っ取ることができるので注意が必要
特に
・管理者ID・PWの変更
・ゲストユーザの停止
・初期Wifiアドレス・PWの変更
は必須項目です。
実際の使用感
RavPower FileHub RP-WD009を使うに辺り
不明な点は
・カードリーダの性能
・USB A端子の規格
カードリーダとして使用できるか
試しに確認
USB A端子をPCに接続
SDカードを挿入
ダイレクトコピーボタンを押す。
・・・・・・・
全く反応がなく
カードリーダとして使用できません。
それ以前に
PCがデバイスとして認識しないんだけどね。
公式サイトによると
SDカードリーダ性能は
12MB/s – 18MB/s
書き込みも同様なので
USB2.0規格
外付けメディアも
USBメモリが対象のようです。
SSDを使っても
スペックオーバー
うーーーん
微妙に使えない感じ・・・・
試しに
α6000からWifi接続を確認しましたが
ファイル転送ができません。
チェックポイントごとに
バックアップを取るにしても
時間がかかりタイムロスになります。
ハードウェアで対応できない場合は
運用方法を考えないといけません。
Wifiのアクセスポイントとしての性能
HUB・ルータから
LANケーブルで接続し
アクセスポイントとしての性能を確認
2G/5G併用
733Mbps速度で
iPhoneから計測
23時のピークタイムにしては
悪くない数字です。
実際
PrimeVideoもサクサク見ることが可能
FileHub機能
上記ネットワークの状態だと
iPhone内の写真転送は
1000枚を8分程度で完了します。
ただ
1000枚しかできない仕様なのか
それ以上の数をしようとすると
別途選択しなくてはいけません。
バックアップを取ったら
必要のない機能かな?
動画再生は
4k30Pは出来なくもないが
コマ送りになります。
FullHD専用として
使用するほうがベター
ただ
RavPower FileHub RP-WD009
外付けメディア or SDカード
を持ち歩くか?
と言ったら
重い・嵩張るため
持ち歩きません。
バッテリー運用時間
Wifiつけっぱなしだと
12時間持たずにバッテリーが切れます。
実際の運用の際は
Wifiを使わず
バックアップオンリーにして
バッテリーの消耗を抑えなければいけません。
PD充電に対応しているのか
検証しましたが
PD充電には対応していませんでした。
充電時間は5時間程度かかります。
モバイルバッテリーとしての機能は
中途半端・携帯への充電遅い!
あくまでも緊急用として考えた方がいい。
携帯への充電は
USB A端子
から行います。
USB Type-C
は本体充電用です。
1TBのバックアップに
どれくらいバッテリーを消耗するかは
これからの検証になります。
ただHDDで運用すると
バッテリー切れは速いですよ。
省電力で運用するなら
SSDの選択しかありません。
USBメモリは速度の点で論外
最後に
バックアップ速度に目をつぶれば
十分使える機能を備えています。
ただ
時間がかかる以上
SDカードを複数枚持ち歩き
バックアップは歩きながらするしかありません。
微妙に重いのと
本体・SSDの発熱が気になりますが
何とかなるような気がします。
SDカードの抜き差しが
微妙にめんどくさい。
この状態からSDカード抜くんだよねー
ふぅ・・・・
これ以上
この企画にお金をかけられないので
どうすっかなー
もうしばらく検討してみます。
今回はここまで
それじゃまた!