UTEBIT 三つシューブラケットをリグの代わりに使う
SmallRigを使わずに外部マイク・モニターを組む方法
前回の記事は
α6500に
SmallRigを使って
外部マイク:H1n
外部モニター:TARION X5
を利用して
撮影した場合の内容を
簡単にまとめました。
今回のお題は
本格的なRigを使わずに
気軽に外部マイク・外部モニターを
使った撮影方法についてです。
UTEBIT 三つシューブラケットを使う
使う道具は
UTEBIT 三つシューブラケット
これを
α6500に組んでみます。
三脚穴にネジ止めするだけで完成!
ただし
右側にコールドシューを出そうと思っても
α6500の三脚穴の位置が左寄りなので
右側に出すことはできませんのでご注意を。
ここに外部マイク・モニターを組み込みます。
外部マイク:ECM-B1M
気軽に手持ち撮影するときに使う
外部マイク:ECM-B1M
ホットシュー接続で
配線いらずの優れもの。
SmallRigを使うときは
ハンドルが干渉して使えませんが
UTEBIT 三つシューブラケット
は外装を取り囲まないため
気軽に使うことができます。
外部モニター:TARION X5
5インチのTARION X5
取り付ける箇所は
コールドシュー
取付サイズはジャストフィット!
文句なしです。
モニター確認するには最適な位置
(自分的にはです)
外部マイク:ECM-B1M
にも干渉しません。
HDMI配線も
コールドシューの穴を利用すれば
配線も干渉することなく
接続することができます。
UTEBIT 三つシューブラケットで組む利点
普通の撮影ポジションで
撮影ができるため
両手でカメラ操作ができることです。
あとブラケットが
左手に乗るため
重さが左手全体にかかるため
バランスがとりやすくなります。
これは意外なメリットです。
とっさの
設定変更も
普通に行えるため
違和感なく撮影を続けることができます。
UTEBIT 三つシューブラケットで組む欠点
カメラに手を付けているため
外部マイクが肌スレ音を拾ってしまいます。
外部マイクを
ショックマウンター+H1nに置き換えれば
肌スレ音も軽減しますが
配線が増えるため
配線の取り回しに気を使います。
(H1nは配線をしない選択もできる)
配線も意外と雑音のもとになるので
使わないのであれば使いたくない。
というジレンマに陥ります。
※経験上の話なので理屈に当てはまらない場合はご免なさい。
ショックマウンターでよく誤解があるのは
カメラ操作音・レンズ操作音の軽減には
あまり役に立ちません。ボタンのカチカチ音
レンズのモーター音は
マイク部分が拾ってしまいます。ショックマウンターは
接続している機材に触れているものが出す
摩擦音・スレ音に対して効果があるだけです。レンズのモータ音のうち
カメラ本体を通してマイク本体に届く
雑音には効果があります。SmallRigでよくあるのは
ハンドルを握っている個所の
手がずれる・ずらすときに
肌スレ音がRigを通して
マイク本体に響き
雑音としてマイク本体から録音されます。
そういう雑音を防ぐため
ショックマウンターを使っています。
吸音スポンジを使うのもそれが理由です。あとSmallRigの”穴”に
空気が通るときに出る
些細な雑音も軽減してくれます。雑音を全く拾わなくなるわけでもないので
最終的にはソフトを使って雑音カットしますが・・・
左手に機材全体の負担がかかるのは
覚悟さえしていれば
なんとかなります。
実際の使用感
7月某所
2時間半程度の撮影をしてきました。
誰もいない時間帯でしたが
時期も時期なので
色々気を使いながらの撮影でしたが
SmallRigほど負担にならず
思ったほど雑音も拾わなかったので
気軽な撮影には
こういう組み合わせも”アリ”だと思います。
実際くみ上げる時間も
そんなにかからないし
外部モニターがあると
中腰にならずに済むので
気軽に使える機材は助かります。
気軽に外部マイク・外部モニターを使う選択肢
三つシューブラケット
の製品名のように
コールドシューが3か所あるので
ライトなど取り付けることもできます。
私はHDMI配線を優先しているので
残り2個のコールドシューは
現状使わない選択をしています。
本来の使い方は
ジンバルの
外付けマイクとビデオライト
を取り付けるようなイメージですが
カメラ本体に使っても
このような工夫で使うことができます。
今回はここまで
それじゃまた!